Barcelone(バルセロナ)

Collioureから電車に飛び乗り、揺られること20分。フランス最後の駅、Cerbreに着く。ここからまた電車を乗り換え、
そして10分後にはスペイン最初の駅、portbouに着く。簡単なパスポート検査を受け、無事スペイン、上陸。
Portbouから『TALGO』の乗って2時間。着いた先はBarcelone!


 
飛び乗った電車の中で爆睡。
20分しか寝ていないのに、何時間も寝たような感じ。
よほど深い眠りだったらしい。思っている以上に身体が疲れていたんだな。
もう若くないのか(苦笑)。
portbouからとうとうスペイン語・・・。
フランス語もままならないのに、スペイン語・・・
『おーら!』『ぐらっしぃあす』『えぐざくためんて!』
『ばもす!』『ぽるふぁぼーる』『えすたびえん。』

うん。なんとかなる。

ちょっと豪華に『TALGO』になんか乗っっちゃって2時間ほど爆睡し、
昼にバルセロナに着く。明日、南スペイン、アンダルシア地方に向かって
出発することは、電車の中で決めていたので、
早速、まきはバスの値段をカツは電車の値段をそれぞれ調べに行く。
手分けして探せるっていいな。1人旅ではできない技。ありがたい。

まきくんは英語で、カツは強行突破のフランス語で。
『フランス語話せますか?』とカツ。
『いや、話せない。』と駅の人。
『そうですか・・・で、GRANADA行きのチケットがほしいんだけど・・・』
と相変わらずフランス語で話すカツ(苦笑)。
じゃあ、聞くなよ、それしか話せないなら!
と何度スペインで思われたことだろう(苦笑)。
でも、なんとかなるもんだ。みんないい人だ。

料金を見てみると、若干、電車のが安い。夜行列車で50ユーロ。
次の日の夜行列車のチケットをゲットし、後は今日のホテルを決めるだけだ。
さすがにバルセロナでは野宿できないからね(苦笑)。



飛び乗り大成功。

インフォメーションでホテルを聞く。も、かなりのエナジーを消耗していたので、
探す気にもなれない(苦笑)。
こんな時は日本語ガイドブック!持ってきて良かった。
その中でまきくんが2件絞り、電話する。
そして決まったホテルは、

Acropolis(アクロポリス)
adresse: Verdi 254 08024 BCN
tel/fax: 34 93 284 8187
e-mail: arcopoli@tising.es

まさか、我々のバルセロナ滞在の鍵を握るのがこのホテルにあるとは、
この時、知る由もなかった・・・・。

ホテルは地下鉄3号線、LESSEP駅から坂を上がったところにある。
3号線はなんだか便利そうだから、いい感じ。ナイスチョイスだ。
10分ほど歩くと、ホテルの番地のところに着く。普通の家??
いや、普通の家にしてはカラーがビビット過ぎる(苦笑)。
街行く人もこの家を写真に撮ったりする程だもの。不思議な空間だ。

『おーら!せにょーる!』と言ってみる。そして中から出てきたせにょーるは
『ああ、日本人の方でしたか。
英語の発音がきれい(注:無論カツのことではない。)だったから
外国の方かと思いました。』
と流暢な日本語で話す。
・・・いやいや、流暢とかの問題ではなく、日本人の方なんだ!
でも、せにょーるの表情を見てもまだ日本人の方だとは思えなかった。
『日本人の方ですか?』 『ええ。』
『とにかく、中へどうぞ。』
それが矢田さんとの出会いだった。


矢田さん邸。

とりあえず、荷物を置き、ホテルからすぐ近くにあるグエル公園に行った。
ここはまきくんの師匠ガウディが作った公園である。
歩きながらまきくんに師匠の話をしてもらった。
カツは師匠のことをよく知らないけど、ワクワクするような話ばかりで楽しかった。
そしてバルセロナを見下ろす小高い丘に着く。

『バルセロナって不思議な街だ。』
それがカツの第一印象。フィレンツェみたく、街に統一感がまるでない。
ぐちゃぐちゃだ(苦笑)。
なのに、サクラダファミリアみたいなすっごいのがガン!とある。
なんなんだ、これ?と思いながらも
ここから見るバルセロナがすごく好きだと思う自分がいる。
『生きている街』そんな感じ。
都会の先には真っ青な海があり、横を見ればでっかい山がある。
全く不思議な街だ。

ここでも、バックパッカーに出会う。日本人のあんどぅだ。
あんどぅはパリからやってきて、これからイタリアに抜けるのだという。
ユーレイルパスを失くして意気消沈していたので、景気づけに
夜、バルセロナのバルで飲むことになった。

旅はこんなところが不思議でおもしろい。
今度いつ会えるか分からない人たちと会って話をする。
だから、旅はやめられないんだ。

カツはスペイン上陸が初めてだったので、タパスを食べるのも初めて。
(タパス=小皿料理)タパス、おいしい!
スペインの生ハム最高!チーズも最高!そして安い!
やるな、スペイン。


手前の建物が師匠の作品。
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