Granada(グラナダ)

バルセロナ・サンツ駅から出発する夜行列車に乗る。12時間後、着いたのはGranadaだ。
朝起きたら、アンダルシア地方まで来ている。なんだかすごいな。乗り物ってなんだか魔法みたいだ。
行きたいところに乗っているだけで連れて行ってくれる。
昔の人が歩いて何日も何ヶ月も歩いて来た道を1日で行けるんだ。
どんどん南に下りてきた。どんどんアフリカ大陸が近くなる。


 
バルセロナを21時に出て、朝8時にグラナダに到着。
駅からいわゆる旧市街に行くのにはバスが出ているようだったけど、
夜行列車の中で寝てエナジーを貯めていた我々は歩いて行くことに。
結果、ここら辺に行きたいね、と思っていたところに着くまでに、
何人もの人に道を尋ねることになってしまったわけだけど(苦笑)。

なんとなく見た目で決めたホステル。
もちろん、トイレ、シャワーは共同だったけど、1泊一人10ユーロ。安い!
しかも6階で景色がいい。いいじゃない。やるじゃん、グラナダ。
こう思うと、やっぱりフランスは少し高いのかな?やっぱり。

さて、今日はどうしようか。少し休憩しながら考える。
『せっかくだから、アルハンブラ宮殿、拝みに行く?』ということになり、
バスに乗って、宮殿へ。ミニバスがヌエバ広場から出てるから便利。
『イスラムのスペイン支配最後の牙城』
いつもは相当込み合っている観光地らしいんだけど、時期が良かったらしい。
予約もしないでチケット買えたし、すぐに入ることができた。
王宮に入るのだけは、30分の時間制限があったけど。
でっかい宮殿で見ごたえ充分です。10ユーロ。

宮殿の西側にある『アルカサバ』から見る景色は本当にキレイだった。
みーんな白い。白い。これが白い街ってヤツだ。
今こうして旅日記を書くまで全く気付かなかったけど、
天候に恵まれてたんだんなあ。これを当たり前だと思っていました。
あたり前は当たり前じゃないから、ちゃんと感謝しよう。
でもね、それを当たり前だと思わせるのがスペインなんだな。
だって、これがパリなら『どうした、今日のパリ!?』って思うもんね(苦笑)。


こんな景色が見れる。

『LyonとGranadaどっちが大きいかな?』なんて最初言っていたけど、
いやいや、グラナダ大きな街だった。
街の建物が可愛らしく、なんだか色々な顔を持っている感じがする。
『Granada、どのくらい居ようか?』とカツ。
『これからのGranadaの追い上げによる。』とまきくん。

そして気付けばこの旅、
一番滞在するくらいの追い上げをグラナダはかけてきたのでした。
元グラナダ住民であったコズに電話して、情報を求む。
グラナダは1杯につき、タパスがタダでついてくるらしい。
そしてお勧めのバルを教えてもらった。

しっかし着いたばっかりなのに、見つけられるのだろうかと思っていたら、
いとも簡単に『あれだ。』と発見。
きっとそんな風にできているんだ。
行くべきところはちゃんと見つかるようになっているのだ。
焦ることはないんだ。
しかもお店の人も感じがいい。スペインに来てからのブームはサングリア。

なんだかとってもいい気分になって、スーパーでお菓子と飲み物を買い、
ビブランブラ広場で二人で乾杯!
前半戦を振り返る。tout va bien!だね。
というシンプルな結論で終了(苦笑)。

あまりにも気持ちが良かったので、
今度は場所を変えて、カテドラル前で話し込む。
この旅、よくマキくんと話したけど、このグラナダでの1日が一番話したと思う。
カテドラルに着く頃には空がピンクに染まっていて、
そこにそびえ立つカテドラルが本当に美しかったです。


無事発見されたバル。
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